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今日、アメリカから凄いアンプが空輸で届いた。1953年のFender Twin。FenderがTwinを製造開始して一週間以内の極く初期のシリアル。今は全世界のスタジオに必ずあるTwin Reverbラインの最初の製造週のものということだ。

中の回路レイアウト図も、Super Amp 5B4のものが貼られており、それに双三極管6SC7プリ管が手書きで一本加えられている。6SC7が4本という珍しい回路。

最初期のTwin回路5C8のプリ管は、一本は6J5で残り3本が6SC7なはずだが。

恐らく、当事の最初期ロットは前年のNAMMショーでセンセーショナルにThe Twinが発表された時に極く少数のプロが予約したものを優先的に翌年から生産開始したものだから、オーダーしたプロが、よりゲインを求めて、6J5を6SC7に変更してFenderに特注したものと思われる。Tweedの時代のFenderアンプは事実上オーダーメードのようなものだったらしいから、最初期ロットがオーダメードだったのは自然だろう。

同じTwinの少し後のシリアル80番のものは、リチャードギアのコレクションで有名なアンプだが、リチャードギアのものは、プリ管は既に12AY7になっているそうだ。

リチャードギアのシリアル80は現在ニューヨークのクリスティズでオークションに出ているが、それより更に初期のシリアルで、回路も最初のものなので、こちらの歴史的価値は遥かに高いだろう。

このアンプは西海岸で有名プロミュージシャンが長年大事に使ってきたもので、真空管とコンデンサー以外はフルオリジナル。西海岸の乾燥した空気で、60年間エージングされ、プロに弾かれ続けたアンプだ。

早速、火を入れてみた。パワー管はオリジナルのGEではなくTung Solに変えられているが、Tung Solはツィードには相性がいい。さすがに素晴らしい音だ。特にビィンテージストラトの、リアピックアップのベルトーンが倍音豊かに色彩が広がっていく。フロントでウーマントーンを出すとまた甘さが広がる。50年代のツィードは数台ラウンジにあるが、桁違いの音場の豊かな色彩だ。

この音を日本の気候でこのまま維持していくのは難しいかも知れない。そう思って、空輸されたての音色を皆さんに味わってもらいたいと思い、5日(明日)の晩に、Loopでのライブの後に、ツィードライブをすることにした。

ということで、このアメリカから届きたての音を皆さんに聞いてもらうべく、5日Loopの後、六本木クラブ苫米地ミュージックラウンジKLONで、ライブを急遽やる。今なら、そのまま西海岸のライブハウスの音が出る。

17時からのLoopでのライブにも持ち込むことも考えてるが、ストレートに音色を味わうなら、クラブ苫米地ミュージックラウンジで、間近で生音を聞いて欲しい。

5日の22時半とかから、代官山Loopから、六本木に戻ってからライブをする。ラウンジではブルースを中心にやる。参加希望の人は、KLONを知っている人は直接、そうでない人は、クラブ苫米地またはドクター苫米地ワークス事務局に問い合わせて欲しい。

クラブ苫米地ミュージックラウンジKLONでのライブは、いつも通り、ドクター苫米地ワークス卒業生(今月のクラス参加の人も含む)とクラブ苫米地会員(当日入会も含む)が対象。17時からのLoopのライブ参加者は5000円、KLONのみ参加の人は、1万円にする。

ただ、特例として、Loopライブに参加の人は、クラブ苫米地会員、ワークス卒業生でなくても、5000円で参加出来る。

因みにLoopのライブも、当日現金払いで参加可能。こちらは、ワークス卒業生、クラブ苫米地会員でなくても一般参加可能。Loopライブの案内は以下、


苫米地英人ハイパーライブ 『次世代進化、超越、現実からの解放』

日時:2012年2月5日(日)
場所:live house LOOP 代官山
〒150-0035 東京都渋谷区鉢山町13-12 B1
TEL:(代表)03-6277-5032
地図:http://www.live-loop.com/access.html

開場:17:00 開演:17:30 終演:21:00

《主演》苫米地 英人
《Live》MEG/MEMI/CUTT
《Guest Live》ジミー(ギター)/藤川 清(ジャンベ)

【チケット代】
一般:¥30,000(当日会場で現金支払い)
ワークス卒業生・在校生、クラブ苫米地会員:¥10,000(同伴者¥20,000円)
※1ドリンク(¥600)別途かかります