6eee542b.jpgKeyHoleTVのiPhone版が実装終了した。写真はデモ機。スイスからの配信を東京で受信中。非常にサクサク動く。iPhoneは優秀だ。また、brew版もエミュレータでは動いている。ただこれらを実運用して、皆さんに提供するには、NHK、民放各局と共同で展開する必要がある。例えば、ワンセグなどと同様に、区域内送信に限定するなども必要とされるかも知れない。 もちろんIP通信だから、原理的には可能だが、区域毎に配信サーバーを分け、P2P網もダイナミックにルーティング制御する必要がある。もちろん、自然災害や有事の際を考えると地上デジタル放送の遅延問題や難試聴問題が解決されていない以上、区域外であっても試聴可能とし、エリア毎の試聴者数はリアルタイムで正解に分かるので、その分の広告収入をキー局で回収し区域外エリアのローカル局に分配するという枠組みなども考えられるし、実装も可能だ。 もちろん、こういった運用をするとなると、大規模サーバー群、ルータ群、P2Pソフトウェア群の改造費用などだけで数億円オーダーの初期投資規模になる。もちろん、NHKと民放キー局全てに対応してこのコストだから、社会インフラと考えれば、有事や自然災害での緊急配信網という意味合いも含めて圧倒的にコストパーフォーマンスはいいはずだ。 ただ、そうなるとこれまでのように無償での提供のみでは難しくなることが明らかだ。有償化でこちらからテレビ局に支払いをすることも可能となる。もちろん、ナローバンドでの個人ユーザー向け利用の無償提供はやめる気はないが、別途大規模開発資金調達が必要だろう。 利益の分配をベースに、iPhoneやbrewといったプラットフォームへの有償配信をテレビ局などと組んで開始するプロジェクトを進めようと思うので、このプロジェクトに数億円規模での投資に応じてくれる投資家を募集したい。複数投資家のジョイントでも構わない。iPhoneの実機デモならいつでも可能だ。 有事対応、自然災害準備、地域格差の解消、緊急医療、コミュニティーサービス、防犯などへの貢献など、ビジネス性はもちろんのこと社会性の高い、社会企業モデルになると思う。