アスコムが業務停止になるという話は、噂は一昨日聞いていたが、昨日には、宗教学者の島田裕巳先生と対談本をアスコムでやろうという話になっていて、その打ち合わせ件対談をしている最中にアスコムの担当編集者から、説明を受けた。そのくだりが、島田先生のブログに出ていた。担当編集者の口ぶりからは、業務停止のことは、かなり厳しく箝口令がしかれていたようだ。ただ、その打ち合わせ中に2社から、アスコムさんの話聞きましたかという電話が私の携帯に入り、その後さらに2社さんからも。だから、すでに業界では昨日ニュースが広がっていたということだ。そういう状況で、何本か電話が対談中に各社から入り、集中できず、島田先生は、「今日は対談やめた」みたいにちょっとご機嫌ななめに。とはいうものの、せっかく集まったので、とりあえず、対談をすることは続けた。内容的には、密教、浄土教、念仏教という日本の仏教史的発展の順番から、昭和以降の大蔵経発見後の釈迦の縁起思想への宗教的サイクルと日本の新宗教の教義的構成要因の相関性まで話が及び、楽しい対談であった。島田先生には、「仏教詳しいね」とお褒めに預かった。