本日12月5日は、精神科医ミルトンエリクソンの誕生日。1901年12月5日生まれ。アメリカ臨床催眠学会の創設者であり、誰もが認める天才催眠療法家であった。1980年に亡くなるまで、アメリカ催眠・心理学会の頂点に君臨した。言うまでもなく、エリクソン派といわれる催眠をベースとした精神医学のスクールは彼の弟子達によって作り上げられたものである。ただ、ミルトンはあまりに天才であったため、その後の後継者たちの彼の手法の解説は、いまだに彼の技術を捉え切れていない。今月のドクター苫米地ワークスクラスは、今年の締めくくりとして、やはり文句なしの精神医学界最高の無意識の大家、ミルトンエリクソンで総集したいと思う。Double/triple bind, Metaphor, Confusion, Handshakeなどの彼の基本的なテクニックの現代認知理論による再構築と、過去の先生達の研究が最も苦手としてきた、非言語レベルのミルトンの独創的な技術をしっかりとおさらいした上で、21世紀のネオエリクソニアン方法論についても言及しようと思う。

仏陀の空の概念が、離散数理の発達した現在、ようやく我々が理解できるようになったと同様、ミルトンの催眠手法には、認知科学・脳科学が進化した現在、ようやく、これまで理解できなかったメカニズムがあることも分かってきた。こういった側面についてもドクター苫米地ワークスの最新の研究成果と照らし合わせて解説する予定。 また、ミルトンエリクソンの秘伝を唯一継ぐと言われている、ミルトンの膝の上で育った、長女、キャロルエリクソンの精神世界と催眠技術についても解説するつもりだ。今月のドクター苫米地ワークスクラスは、12月16(土)17(日)23(土)24(日)30(土)31(日)の6日間。このブログに近々、参加申込み方法をアップする予定。

今月も、同時に「英語脳のつくり方」もカリキュラムにねじ込む予定。