ASKACCS不正アクセス事件、民事訴訟でも元研究員と和解〜謝罪文をWebに掲載

この元京大研究員が警視庁ハイテク犯罪対策総合センターと池袋警察署に「不正アクセス禁止法違反と威力業務妨害」の疑いで逮捕されてから、約1年半。

「元研究員はCGIフォーム送信用のHTMLソースを改変し、CGIの引数にファイル名を渡すことにより、CGI本体のファイルと個人情報が含まれるログファイルを取得したとされている。この行為自体については弁護側・検察側ともに事実であることに同意しており、裁判では、これが「不正アクセス行為」に当たるかどうかということが争点になっていた。」という話。この有罪が確定したのが、今年の3月。

元研究員側のこれが「不正アクセスではない」という論理はどういうものだったのか興味深い。経緯を見ると、「不正アクセスはこうやります」というデモを、20003年11月のイベントでやったのが事件ということだから、「不正アクセス」と最初から本人が言っているわけで、これは不正アクセスではないという論理をどう作って、1年半も争っていたのだろうか。

そして、刑事事件で有罪が確定しているのに、「元研究員」とどこも匿名なのはなぜだ? どうも、法の論理は難しい。

まず、根本的に学ぶべきことは、まずは、サーバは、対クラッキング性の高いのにしないとということだと思うけど。 そういうところには、投資をどこも怠るのはなぜだ。侵入された時の弁護士費用はしっかりかけるのに。。。

 社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会のニュースリリースはこちら。

 

ところで、この元研究員は、朝日新聞等で当時報道されたが、文化庁長官で著名な心理学者の河合隼雄氏の甥だ。。。。 それで、匿名なのだと思う人もクリック!→