脱線事故JR西日本記者会見で、読売新聞記者に不穏当・不適切な発言があったとして、読売新聞は13日の朝刊に謝罪記事を掲載した

という話題だが、どうも最初にこの問題に火をつけたのは、産経らしい。この読売新聞大阪本社社会部遊軍記者が、広島時代から左翼的な発言で知られる記者だったからか。また、ネット一部のブログ等では、このような不穏当な発言を記者が匿名でするのは、けしからんということで、この社会部記者の実名を掲示しているのが見受けられる。

匿名だからけしからんというのは、この場合ズレてると思うぞ。記者会見での記者は匿名ではないぞ。私も記者会見をやっているから分かるが、記者会見に来た記者は、ちゃんと名刺交換して、会見相手に自分を誰だか明かしている。単に、記者会見を中継しているテレビの視聴者には、名前が分からなかったというだけのことだ。その意味で、会見当事者、つまりJR西日本側には、決して匿名ではない。

私自身、「匿名ブログはやめてしまえ」、「それでも、匿名ブログはやめてしまえ」と、匿名での発言は反対だが、これは、発言者が、その発言相手に対しての匿名性の話だ。ブログは、不特定多数が対象だから、ブログ開設者は、ブログそのものが、本人が誰だか分かるものであることが望ましいと考えている。また、ブログの発言への、コメント書き込みに関しては、発言する相手は、ブログ開設者本人であるから、実名を明かすのは、コメントを書き込む人で、その実名を明かされるのは、ブログ開設者だ。つまり、私のブログの場合は、ブログホストの私に対しての話だ。

実名でブログを開設している私のブログで、私に匿名でコメント発言は失礼だろという話だ。だから、実名をネットで明かしたくない人には、別途メールで、実名を私に伝えてくれれば、ハンドルネームでもいいと言っている。決して、ブログの読者一般に対して、実名を明かせとはいっていない。勿論、できれば、名刺のデジカメ写真と自分の写真でも、私にメールしてくれた上で、実名で、コメントを書き込んでくれるなら、理想だ。実名らしい名前を書いてくれても、偽名かどうかを名前だけでは、判断できない。  

この社会部記者の場合は、読売新聞大阪本社の名刺を、記者会見の受付でJR西日本に渡しているに違いない。だから、実名での会見への臨席だ。匿名での行為とはいえないぞ。それを、ネットで、実名を、視聴者に明かすというのは、あまり、意味のない行為だと思うぞ。勿論、そういう失礼な態度をとる記者の実名を知っておきたいという興味のある読者の知識欲の役には立つと思うが。

勿論、最低限のマナーは記者という前に、人として当然のことだが、感情的に相手をわざと怒らせてたりして、揺さぶりをかける取材方法だって、あるわけであって、どのような取材態度を取るかは、記者の自由だろう。勿論、次から、記者会見出入り禁止になるかも知れないが、それは本人の選択だ。だから、発言の態度が悪いというのは、必要以上に批判するのは、ちょっと筋違いに感じる。JR西日本には、信楽高原鉄道での事故の時も、最後の最後に法的に負けるまで、謝罪をせず、のらりくらりと情報開示をしないで来たという実績があり、そういう体質がある。だから、あれだけの犠牲者が出た事故の記者会見で、記者が徹底的に揺さぶりをかけ、場合によっては、当事者を感情的に怒らせるぐらいの戦略は当たり前ぐらいに感じるのだが。

一つ感じるのは、この社会部記者の実名を明かすといって掲載しているブログが匿名ブログであるという矛盾で端的なように、普段、匿名という壁の向こうに隠れているブロガーの一部が、記者会見で徹底的に実名でつるし上げられるJR西日本の幹部を見て、何か居心地悪さを感じたのではないか。そこから、つるし上げている相手が、匿名とはけしからんという短絡的な思考に走ったのではないか。繰り返すが、この社会部記者は、決して匿名ではないぞ、単に視聴者には、名前が知らされる必要がないから、知らされていなかっただけだ。この記者の実名をそういう理由で掲載しているブログの行為は、ずれているとしかいいようがない。

ジャーナリストは態度悪いぐらいで取材対象を揺さぶらないと、なかなか真実は引き出せないのはしょうがないけど、全国ネットの中継だったからなあ、と思う人もクリック!→



宝島社新刊、大好き!今日からのわたし。 ~愛される心とからだををつくる秘密の呪文集~5月20日発売、アマゾンで予約受付中。一目惚れさせるサブリミナル心理戦略が満載。勿論、男性読者にも役立つ秘伝の技を開示。