発明に新登録制度・政府方針、訴訟リスク軽減

特許を審査請求することにより、重要な情報を開示しなければならないリスクが確かに減るから、これはいい方向だと思う。ただ、なんで、こんな簡単なことの導入に2010年までかかるんだ。

ところで、私自身は、すでに、これに準ずることを、自分でやってきている。これは、技術を発明してから、特許を書き、出願するまでにタイムラグがあるので、新しい技術を発明すると、すぐに、社内で、技術説明の講義を行う。そして、その議事録に、参加者に署名させた上で、自分でも署名して、これをコピーを取る。その上で、そのコピーに近くの公証役場で日付のスタンプをもらう。審査請求期間中に争いが起きた時などに、これで、誰よりも早く自分が発明したことは証明可能と考えている。もちろん、自社内で、出願中も安心して、使用が継続できるようにというのもあって、こういうことをやっている。

 因みに、この方法は、取締役会などでも有効だ。取締役会の議事を自分でその場でメモをとっておく。そして、別な取締役にその場で、署名してもらって、自分も署名して、コピーしてから、公証役場で日付印をもらっておく。これは、ある会社の敵対的買収時に、相手側に、議事録担当が買収されたようで、議事録を意図的に微妙な言い回しで、事実と異なって、書き残されていたことがあったからだ。その場で、自分のメモに公証役場で日付印をもらっておくと、議事録の内容で争うときにも、証拠性があると、そのとき、弁護士からアドバイズされたものだ。因みにこれで重要なのは、オリジナルではなく、コピーに公証役場で判子をもらうことだ。オリジナルの方が証拠性が高そうだが、実際は、コピーの方が改竄されていないことを証明できるのでいいのだと弁護士から言われた。

ていうか、この方法で、別に特許庁に証明してもらわなくてもいいのでは、と思う人もクリック!→

堀江君、ニッポン放送の取締役会でも、議事録メモはこの方法で認証しておくといいぞ。

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